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ペリーヌ物語(4) [DVD]
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| ジャンル: | アニメDVD,漫画DVD,アニメ,漫画,テレビ漫画
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父を亡くした少女ペリーヌは、母とともに、父の故郷フランスを目指して旅をする。道半ばで母も亡くなり、一人ぼっちになったペリーヌは、会ったことのない祖父のもとを目指すが…。「家なき子」で知られるエクトル・マロの原作のアニメ化。1978年の1月1日に放送開始、12月31日に最終回。全53回という、「世界名作劇場」シリーズ上もっとも長い作品である。
物語の前半は、ペリーヌの旅が描かれる。さまざまな人との出会い、そして別れ。やがてペリーヌは、祖父の住むマロクールの村にたどり着くが、自分のことを名乗れないまま、祖父の経営する工場で働き始める。やがてその英語力を買われて祖父の秘書に抜擢されたペリーヌは祖父に近づけたことを喜ぶが、祖父は母を激しく憎んでいた…。
?「世界名作劇場」シリーズに少女が主人公の話は多いが、この主人公・ペリーヌは、他の少女たちほど無邪気ではない。とは言えもちろん陰気なわけでもなく、つらい境遇を淡々と受け入れ、そしてその聡明さと意志の強さで運命を切り開いていく。シリーズ中随一と言ってよい、現代的なヒロイン像だ。
絵柄もシンプルながら、それぞれのキャラクターの特徴をしっかり伝えていて魅力的。「世界名作劇場」シリーズ初期の佳作である。（安川正吾）
母と娘のお互いを思いやる気持ちに感動します
この第４巻ではフランスに到着してから、ペリーヌのお母さんが病気で倒れて寝込んでしまいます。そしてパリに着いてからは、食事ができないほど体調が悪くなってしまう。そこでペリーヌは、おじいさんに手紙を書くことを提案するが、いつもは優しい母が理由も言わずになぜか強く反対するのだった…
この巻で特にいいのは第16話です。手持ちのお金がなくなってきたペリーヌは、病気の母に余計な心配をさせまいと努力するが、写真屋の仕事は子供一人ではお客に信用されず、うまくいかない。しかしその事を母には内緒にする。
一方、宿屋の主人に言われてお金がない事に気づいた母は、夫の形見の指輪を売ることにする。そして指輪を売って作ったお金があるうちならば、娘が苦労して商売しなくとも旅ができると考え、医師に「絶対に安静です」と言われた事を娘には内緒にして、マロクールへ出発することを決意する。
結果的には母と娘が嘘をつきあっているのですが、お互いに相手を思いやっている気持ちがよくわかるので、とても感動させられます。
そしてこのような場面があるからこそ、ペリーヌ物語がとても優れた作品であるのと同時に見る価値があるのだと思います。
バンダイビジュアル
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